2010年7月21日仁川市を訪問、市長に港湾そして映像分野の相互交流への協力を申し入れてきました。
=何故韓国仁川市を訪問したのか説明します=
2010年4月神戸市矢田市長が仁川市と姉妹都市提携しましたが、その直後仁川市長選挙があり、現職市長が敗れ宋永吉(ソン・ヨンギル)氏が新市長に選ばれました。
前市長は開発推進派であり新市長は反対姿勢を打ち出し当選されたので、
これからの神戸市・仁川市との姉妹都市提携が気がかりでありましたので私は宋永吉新市長に面談し今後の協力関係について確認しておきたく訪問しました。
ただ単なる表敬訪問で済ませたくありませんでしたので具体的な提案を持って協議する必要性を感じ二つの議題を協力要請することにしました。
一つは港湾問題で今日まで神戸の貨物が釜山に多く流れていましたので逆に神戸市は仁川港から神戸港への貨物ルートによる物流拡大についての戦略を描いており、そこで私は仁川市長に現地での企業セミナー開催の協力を要請しました。
もう一点は仁川市長が開発推進に反対していることを考えると文化・芸術に照準を絞って提案することに致しました。
そこで映像制作の相互交流を仁川市長に提案しましたところ強い関心を寄せられ、
“日本の映像制作誘致支援関係の責任者に会えますか” と聞かれ
“来日して下さればいつでも紹介します”
と申し上げたところ非常に和やかな雰囲気に変わりました。
結果、仁川市長は8月に来神され神戸市と仁川市との映像制作の相互交流が決りました。
その後神戸より2012年8月30日神戸フィルムオフィス関係者11人が仁川市の仁川港,中華街,地下街,ロケ地等撮影現場の視察を、11月14日には仁川より韓国映像製作者11名仁川フィルムコミッション4名の方々が来日され神戸の異人館街,ハーバーランドのモザイク等を視察されました。
今、日韓情勢は気になるところですが駐神戸総領事館や民団,韓商の方々とも良好な関係が築かれていますので今後映画撮影の相互交流が両都市で進めば観光事業として大きな効果をもたらすでしょう。
政治は抽象論や夢で終わることなく、具体性をもって着実にプロジェクト等を進め結果を出すことが私の政治姿勢ですのでこれからもご支援お願い申し上げます。
神戸市会議員 平野章三