国の出先機関移管を求めている関西広域連合に矢田市長も積極的に参加し移管についても単純に賛成してしまいました。
しかし本当に問題ないのだろうか?
私はあくまで都市間連携として防災や救急医療・環境等特定の活動に限定すべきであると思いますが今では何でもありでプロジェクトが見つかればすぐに広域連合が絡んでこようとし、各都市それぞれ国との協議で積み上げてきたものまで口出しする状態になってきました。
政令市は国との交渉後、また広域連合と協議をしなければならないとは~これこそ二重行政に戻ってしまうことになります。
矢田市長は賛成したとしても神戸市に影響ある問題等があれば広域連合の中で戦えるのかは甚だ疑問であります。
井戸知事・松井知事・橋下市長は堂々と自己主張を述べながら戦っており、しかも県民市民に見える形で論戦を行ってきています。
残念ながら矢田市長は意見を述べているのか?本当に声が聞こえてこないことを考えると今後広域連合の運営の中で神戸市は埋没してしまうのではと危惧しております。
今回、国の出先機関の移管により国が地方に予算、箇所付等を決定しても広域連合の力関係によって変更される可能性があり、いま神戸市は都市間では戦える力はないでしょう。
その意味ではこの度移管が成立しなかったことは救いであり、多くの地方都市が慎重姿勢でありますので今後移管する場合には各市町村の意見を十分反映するよう要望していくべきであります。
尚、自由民主党が国出先機関の地方移管に反対でありますので神戸市も移管への流れが変わると私は引き続き安定した国との協議が期待できると思います。
~単純に何でも賛成しないように~
神戸市会議員 平野章三