「KIITO」って何?・・・と、これまで私はデザイン・クリエイティブセンター神戸の運営に議会で厳しい批判をしてきました。
~もっとも理解できなかったのは~
デザインの対象が「まち」「くらし」「ものづくり」そして創造と交流を図りながら社会的課題を・・・と???
私は専門家ではありませんので一体何を表現しようとしているのかわかりません!何も惹きつけられる魅力を感じないことは残念であり、素人であることと“収支を追求することにも無理”は承知していますが、まず柱となる主要なテーマを打ち出すことが必要ではないかと思っておりました。
ところが、あるパーティの席で「KIITO」担当責任者の方が私に話しかけてこられたのには大変驚きました。
何故ならこれまでの委員会での厳しすぎる指摘に対して、私の顔も見たくないのが普通ですが、ビールまで注いでくれたのです。
私はビール好きですので思わず笑顔になり o口(′∀`●) つい話しこみました。
以前私は「韓国大邱市を視察した際見てきた、プロダクトデザインについては具体性があり評価ができる」と一つの提案として委員会に申し入れてきました。特に韓国ではニューヨークの情報を同時に共有できていることから「アメリカまで行かずとも常に最新の動きが把握できていることの強さ」も説明してきたのであります。
それを聞かれた担当者の方は、その事に関心を持っておられ、来年1月にでも一度大邱市を訪問し情報収集したい旨の考えを話されていました。
私も12月中に大邱市を訪問し、大邱市長と民間での音楽交流についての具体的な打ち合わせに行く予定なので、デザイン分野での日韓交流についても強く申し入れたいと伝えました。
大邱市は国家戦略としての先端医療に関しては神戸市の協力を求めていますので、両都市がお互い発展できる協議をしていきたいと思います。
幸い、李成権 駐神戸大韓民国総領事とも強い信頼関係がありますのでこちらからもお願いしていくつもりであります。
ところで私はビールの影響だけではなく、担当責任者の方が感情に身を任せず色々な角度での意見を受け止め新たな展開をしようとする気迫が伝わってきたことは非常に嬉しいことでありました。
私の意見はやはり素人ですので、こだわらずにデザインの方向性として何か“神戸らしさ”を打ち出してくれればと願っております。
そして担当責任者の方との“出会い”により、これから応援したくなりました。
常に前向きに戦う職員さんとはこれからも是非協力していきたいと思っております。
神戸市会議員 平野章三