今神戸市教育委員会が行った特別支援学校の知的障がい児童生徒数の“将来推計”は平成23年度に比べ37年度のピーク時には1,437名と現状より540名(約6割)増加することが見込まれております。
そのため現在神戸市内にある特別支援学校では障がいのある児童生徒100%が通学できない事態に至ります。
~ところで神戸市民の皆さんご存知ですか~
「学校教育法第80条 県は特別支援学校(小・中学部)を設置しなければならない」と法律で明記されています。
毎年神戸市域に特別支援学校の整備を兵庫県に要望してきましたが、まともに回答も協議にも応じようとしてきませんでした。
ただこのように県が障がい者の児童生徒の受入れにこれ程冷たい態度をとり続けたからといって神戸市も同じような立場を取ることは決してできません。
そこでこれまで神戸市は厳しい財政政策の中でも障がい者を守るため 神戸市立 として特別支援学校を建設してきました。
しかし今後も増加が確実に見込まれるため、
10月12日自由民主党神戸市会議員団12名で
兵庫県教育委員会事務局
特別支援教育課 課長
課長補佐兼計画係長
他1名
に予算要望について協議して参りました。
それぞれ議員の立場として“熱いおもい”で要望申し上げたにもかかわらず、
課長は冷静で言葉は丁寧でしたが、答弁は『限られた予算の優先順位』という理由で「神戸市域外での予算配分を予定している」と繰り返し説明しながら神戸市には一切配慮するような気持ちさえもありませんでした。
県税を支払っている市民の皆さん
こんな人が特別支援学校に関わる兵庫県教育課の責任者です!
今、垂水区内にある神戸市立垂水養護学校(肢体不自由)及び同青陽西養護学校(知的障害)の老朽化と併せて平成27年度末までに耐震化として建替えが必要になってきております。
しかし兵庫県は“県が設置しなければならない”と法律で明記されていても「神戸市が建設することには問題ない」等、まるで他人事のような無責任ぶり!しかも「神戸市への建設・運営補助の考えはない」等との答弁を連発・・・・。そして神戸市が開設したことにも感謝の言葉すらありません。
最後に県の特別支援学校等予算配分にも影響する推進計画策定のための検討委員会に
「神戸市の関係者を何故はずしているのか! 参加させてほしい」
と申し入れしました。
県教委は
「特にはずそうと考えた訳ではない」
とあっさりお役所答弁・・・そのかわり
「==パブリックコメントが・・・==」
と計画係長の仰天発言~~~
県教委には笑ってしまうしかないような人が
権力を振り回しておられます。
毎年神戸市の手足を縛り、神戸市をはずした予算計画だけを発表するこの推進計画って何なんですか?
神戸市民の皆さん
~私たちは県民ではないようです~
県税だけ納めさせられ 予算配分はなし
さらに県税で開設しなければならない特別支援学校を市税で建設させられています。
この事についてその後、吉本知之副知事とも約30分協議したところ「今日は会派の皆さん方を支援されている多くの方々がおられますので要望された事は重く受け止めます」と話されました。
「財政は厳しいが教育委員会の対応については誤解があってもいけませんので十分協議するように教育長と話してみます」
と教育委員会とは全く違って非常に丁寧な対応を頂きました。
政治的に少しでも動き出せばと期待しつつ報告しておきます。
尚、県会議長,県会神戸会へも要望させていただきました。
『国が握っている予算と権限をまるごと地方に』と
いつも発言している井戸知事様
それなら〝県が握っている予算と権限をまるごと神戸市に”
県教委・特別支援教育課の権力支配
取り戻そういつか県民・市民・障がい者の方々の手に!
神戸市会議員 平野章三