舞子ビラはホテル事業継続を条件にいよいよ公募選考による事業者を決定することになりました。
この度、舞子ビラの事業継続が困難になり、当時の政策判断,経営責任に議会も神戸市も厳しい指摘がなされ、反省とともにこれからの方向性について慎重に進めてきました。
ところが厳しい評価を受けた後にも地元報道機関に舞子ビラを大きな紙面で再度叩きまくられ、非常に悲しいおもいとともに立て直しの努力中なので、今後公募などの悪影響を心配致しました。
しかし、驚いたことは ~その後の報道記事を見て~
土地信託契約解除に伴う違約金について、当初神戸市は
約10億円
の支払いを信託銀行から求められていましたが、交渉の結果
4600万円
まで負担軽減できました。
今厳しい視点で経営再建の様子を注視されているさなか、このことを地元報道機関が
~「違約金」20分の1に圧縮~
と神戸市の努力に対して大きく取り上げた記事を見て
“驚き”と“ほっとひと安心”
とのおもいになりました。
なぜなら行政の問題点を指摘している事業等では前向きな評価をしてくれることはまずないので、この機会に市民が親しめるホテルとして継続できるよう努力しなければならないでしょう。
その為には神戸市のリスクを防ぎながら公募を行うことになりました。
ただ今日まで努力を続けてこられた従業員の皆さんについては同程度の雇用内容の条件で、事業譲渡をお願いすることになります。
いずれにしても神戸市民をはじめとして他都市の方々からも評価の高いホテル経営をされることを期待しております。
そしてこの問題で特に感じたことは、報道内容によって政策の評価等大きく影響してまいります。
過去を振り返ってみると神戸市は報道機関との意思疎通が十分できていないのではないでしょうか。
報道機関と日頃から情報交流等を積み重ねることによって、例えば事業の背景や将来計画までの流れの中で判断していただく等、十分理解していただいておくことが重要であります。
~情報発信には~
神戸市さん 各局とも重要課題として取り組んでいただきたい。
神戸市会議員 平野章三