神戸市水道局は「水の科学博物館」の指定管理,「水道メーター検針」の業務を地元神戸市の事業者や神戸市水道サービス公社の目の前で大阪市水道局が100%出資している㈱大阪水道総合サービスにいずれも持っていかれたのであります。
ここへきてようやくぬるま湯状態に気付いた神戸市水道局はやっと行動を起こし始めたようです。
私は公社が独占してきたメーター取替業務も今春の委員会で「民間開放すべき!」と提言致しました。
しかし“技術的に民間では無理・・・”と水道局の強い抵抗に!
そこで私は「モデル事業からでも始めるべき」とさらに主張することで、やむなく受け入れる方向の答弁を水道局から引き出すことができました。
しかしこれまでの業務を大阪にすべて取られましたので、
また〝大阪か!?” と
無気力な神戸市水道局には諦めの気持ちになっておりました。
しかし、やっとですよ~
メーター取替え業務の公募に「神戸市内の指定給水装置工事事業者」を参加資格にする方向で検討しだしました。
当たり前でしょう~ 地元業者育成ですよ!!
それでも水道局は様々な課題を取り上げ、いかに民間では難しいかを説明したがるのであります。
~まあ いいでしょう・・・~
25年度 モデル実施
26年度 神戸市内5センターそれぞれごとに公募
を検討しているようです。
公募条件を地元事業者に限定することには評価しますが、問題は神戸市水道サービス公社の今後の方向性をいまだに出していないことであります。
26年度一斉発注し、神戸市水道サービス公社が5センターすべて受注できない場合、神戸市水道局は民間委託費用の支払いと同時に5センター対応できる公社も仕事の受注がないのに人件費を支払わなければなりません。
一見、民間委託できたと思っても当分の間すぐに公社職員の解雇はできず、公社も含め2倍の事業費用が必要になります。
もし公社が最初から公募参加しない方針なら、職員さんの士気にも影響しますので、民間開放するには明確な道筋をつけなければなりません。
それぞれの課題に意見を申し上げたいが、まず重要なこととして、将来的な方針を決定してから公募要件等を整理する必要があり、まだまだ先が見通せない状況に不満を抱いているのが現段階の心境であります。
神戸市会議員 平野章三