原発,消費増税,竹島,尖閣問題等々押しよせる重要課題に国民の不満と苛立ちを肌で感じる日々が続いています。
一方、神戸市政の取り組みを進める中では、必ず国の厚い壁との戦いを続けなければなりませんが、政府の明確な方針が見えてこないことが多く、その為
各省庁の予算配分や規制問題等が揺れ動いているのが現状であります。
ただ国政の中で領土問題等は神戸市政と直接関係することはありませんが、この度の尖閣上陸に地元の地方議員が関わっておりましたので、少しこの話題に触れてみたいと思います。
尖閣に上陸した日本人10人の中に含まれていた地方議員について
● 戦略なき上陸で次への展望を持っていなかったこと
● 上陸後、日の丸を掲げたことは領土問題が存在しているかのように示したこと
● 地元漁業関係等具体的な課題のある石垣市議の上陸などとは立場が違い都市議員ばかりであること
このように議員としては見識を疑うような行動であり、正に売名行為そのものであったと感じました。
報道に対するコメントを見ても
「領土を守るため政治家が今動かないといけない思いで上陸した」
それでどのような結果が?
「私たちの行動があってもなくても民間や経済交流などは政治とは別の問題」
両政府の政治判断次第で経済や民間交流に大きく影響することは、過去の歴史からも明らかであり、これほど“バカ”な発言をする県会議員がいたことは恥ずかしい限りであります。
東京都の尖閣上陸申請は明確な目的と正式な手続きの中で行動をされており、その判断は責任のある国が行うことであり、最終的には日本の国益に繋げるような決断をしなければなりません。
世論の意見は
毅然とした行動や冷静な対処等 様々でありますが
~思わず海に飛び込んだ~
重要課題に後先も考えず思いつきでの判断は
あってはならないことであります。
ましてや県民から選ばれた地方議員
= 情けないの一言 =
神戸市会議員 平野章三