地域医療の中では特にがん,脳卒中,急性心筋梗塞,糖尿病の4疾病とともに精神疾患の患者数増加や救急、災害、周産期、小児医療や在宅医療等に医療提供体制の構築が求められています。
そこで神戸市民に良質かつ適切な医療体制確保の方向性を示すため、神戸市保健医療計画を策定し、審議会で答申することになりました。
しかし私は34名で運営する審議会に先端医療関係者が1人もいないことを取り上げ委員に加えるよう審議会で申し入れました。
何故なら今日の医療技術で治療できなかった場合、保険診療は認められていないが、新しい医療技術としての治療を受ける等により治療効果が期待できることもあるからです。
このように治験の実績を積み重ねることで先端医療が実用化され、やがて保険診療が認められて誰もが一般の医療として治療を受けることができるようになるのです。
そのためには診療所や病院の先生方からより多くの患者の皆さんに新しい治療を受ける機会をお示しいただけるよう神戸市全体医療の枠組みが必要であると思います。
ところが・・・神戸市医師会より厳しい指摘が!
神戸市保険医療計画に先端医療としては認めがたい。
(たぶん保険診療が認められていない臨床研究等,開発段階で有効性や安全性がまだ定まっていないからだと思います)
医療審議会では「高度医療」という表現にしてほしいとのことで、その中には「先進医療」も含まれるとの見解でありました。
つまり 先進医療・高度医療は
そして 保険診療と自己負担の併用が可能に
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専門用語は解りにくいですな~!
重要なことは「厚生労働大臣が定める高度な医療技術として評価を行う医療」
ってことなんです。
いずれにしても医療審議会専門部会にて高度医療分野として追加委員を認めて頂くことになりましたが・・・
そのことは市民の方々が 少しでも新しい医療技術で治療を受けることができる状況を、平野章三としては知っていただきたいからであります。
神戸市会議員 平野章三