地元自治体の協議をも無視し、ガレキ広域処理に走る知事に最近驚きを通り越し独裁者のように見えてきました。
大阪湾広域臨海環境整備センター(フェニックス)での決定事項も今までは内容について事前に打ち合わせや連絡があったにもかかわらず、この度だけ直接臨時理事会で決定する手法等は多分理事長が兵庫県の副知事だったので急きょ結論ありきから会議の開催をするようにしたのでしょう。
7月17日
しかもフェニックス関係者が尼崎市に安全評価申請の件で協議の為に訪れた際、理事会での傍聴を断っており、尼崎市長は 〝傍聴さえ出来ない状況では不信感を持たざるを得ない〟 と憤ったとのこと
7月23日
にもかかわらず申請を決定してしまうと県知事は尼崎市に
〝評価の協議へ参加を要請する方針〟 と・・・
さらに、〝尼崎市などには処分場の個別評価の段階で参加してもらいたい、地元の理解を得ることが重要だ! と発言・・・
よく言うよ~~~ 皆さんどう思われます?
見識ある知事さんなら事前に関係自治体とは丁寧に説明もし、お互いが協力し合えるよう協議の場を設けると思いますが・・・
今では上から目線の政治手法になってしまったのでは・・・
このままでは問題点の整理も出来ておらず、例えばガレキ広域処理での焼却灰に含まれるセシウム濃度について、1キロ当たり国が8,000ベクレル以下、大阪府市、関西広域連合が2,000ベクレル以下、兵庫県そして尼崎市も100ベクレル以下だったのでは!
まず、フェニックスでの処理問題については市民が最も重要視しているセシウム濃度の基準そのものがその時々の知事発言で変化し、いまだにどのような判断で処理されるのかわからないまま進めていることがとても行政を預かる立場とは思えないのであります。
そしていよいよ最終段階!!
7月25日(午前の段階)
環境省近畿地方環境事務所より、宮城県が午後3時に記者発表する資料を前もって極秘に兵庫県・神戸市にメール通知がありました。
=宮城県災害廃棄物処理実行計画(第二次案)のメールの一部を抜粋=
7月25日(午後1時頃)
このためフェニックスと関西広域連合側は、宮城県の受け入れ先が現在実地中と調整中の都市に限定するとの方針を3時に記者発表することを事前に察知した為、発表前の昼一番に安全性評価の申請に走ったようです。
7月25日(午後3時)
宮城県記者会見 : 村井知事は〝可燃物は受け入れにめどがたった〟ことを説明
し、新たな要請はしないことに・・・
環境省も : フェニックスでの最終処分を前提に受け入れを検討していた
自治体に〝今後広域処理要請はありません〟と・・・
しかし、以上の事は既に・・・
6月29日 細野豪志環境大臣より発表
〝調整中の自治体における広域処理の受入予定量により見通しが得ら
れつつあり、それ以外の自治体は当面見合わせる〟
岩手県とともに宮城県も既に見通しがあり、7月25日最終調整の
結果を環境大臣の発表通り記者会見しただけであります。
7月26日 「今後、広域処理の要請はありませ
ん」とのメールを受けても、関西広
域連合はいまだに“受入れ手続きを
したい”と騒いでいます。
7月26日 尼崎市長は「がれき処理の必要性が
なくなれば受入れ検討は終了する」と
述べる。
1年以上経過してしまったがれき処理問題に今まで本気で取り組んでこなかった皆さん!
~ 見通しが得られつつあるとの発表で地元協議を無視してまでも緊急受け入れ表明とは ~
笑っちゃいます。。。
関西広域連合・大阪府・兵庫県は環境省へ協力姿勢を示したい為のまさに最初からわかった上でのドタバタパフォーマンスだった様に見えませんか!
兵庫県は〝何の前触れもなかったと〟 ~~~実は想定通りでは!
このように曖昧な発言の度に大きな紙面で取り上げる報道機関の皆さん・・・
~~ 見通しがあるのかわからないまま ~~
私は出来れば発言内容の変化等に対して問題点や矛盾点の指摘も含めた報道を是非願うばかりであります。
神戸市会議員 平野章三