ほうっておいてよいのか!
聞いてください・・・
腹立たしい“知事発言”の軽さと無責任ぶり!
災害廃棄物の広域処理問題について6月30日 関西広域連合の非公式会議が大阪で開かれました。
そして、兵庫県知事と大阪府知事が災害廃棄物焼却灰を大阪湾広域臨海環境整備センター(フェニックス)の兵庫県尼崎沖・大阪府泉大津沖2ヶ所の処分場で受け入れる相談をされたようです。
そこで情報による流れをまず説明しましょう。
6月29日 大阪湾フェニックス定例理事会 開催
=がれき受入れについて
「施設面や法的な課題が多く受入れは困難」
との見解を示す=
6月29日夜 環境省より
「可燃物と木くずについて受け入れ先自治体の見通しが得られ、
それ以外の自治体との調整は当面見合わせる」
との内容のメールが夜各市に届く
6月30日 大阪にて
関西広域連合の非公式・非公開の協議が開催
=特に兵庫県知事・大阪府知事の間で大阪湾
フェニックスにがれきを受入れできないか・・
相談があったように聞いています=
※ この時、環境省からの「がれき受け入れ先自治体以外の自治体との調整は
当面見合わせる」との6月29日夜のメールは関西広域連合会では、まだ確認
していなかったようです。
~~~この間、報道機関に非公開協議の内容が漏れたのでは?
誰が・・・?
兵庫県側ではなさそう・・・ ~~~
7月3日 震災がれき受入れ合意の報道あり
「尼崎沖・泉大津沖で」関西広域連合合意と
7月3~4日 その後他社も同様の報道追随
7月4日 突然名指しされた尼崎市
「聞いていない」と困惑
関西広域連合がたとえ受入れを表明してもまだまだ問題点はあります。
それは
○ 安全性の確認と市民の理解が前提
○ 放射性セシウム基準について関西広域連合会の中での主張の違い
○ 最終決定権を持つフェニックスは
「2ヶ所に絞り込んだわけではない」との姿勢
○ 環境省の安全評価,同省が可能との判断,関係自治体の変更許可等々の手続きが必要
△月△日 その後沈黙期間が続く
・・・何故だろう
● 非公式なので報道されると考えていなかったのでは~
● 環境省のがれき広域処理について
「受入れ自治体以外の自治体との調整は当面見合わせる」との
突然の方針などに困惑しているのでは~
と思っておりました。
しかし・・・
7月7日 報道機関より
その後、泉大津と尼崎処分場について
環境省として「最も積極的な大阪府」の泉大津
処分場は、民間に太陽光発電用地として貸与
することが既に決定していたとのことで、
受入れは尼崎のみ
処分実施に向け検討を始めたとのことです。
最近、特に
市民の不安に対する安全性の説明や
理解を求めることもなく、
さらに地元自治体やフェニックスとの
協議も報告もなく、
環境省の「調整見合わせ」を把握していな
かったのかもしれませんが
関西広域連合や知事の方々は今日まで言いたい放題ですので
私は今後の判断がますます難しくなってきたと思っています。
強い権限を持っていると錯覚し、軽々しい思いつき発言を繰り返す首長の方々がいるために、市民や自治体が振り回されているという状況を是非知っておいていただきたいのです。
このように関西広域連合や知事の “おごり” が益々エスカレートしていかないよう対策を十分考えていかねばならないでしょう。
~~ 最後にこの度の重要な点は ~~
== 環境省から「がれき広域処理に目途がたった」
との連絡内容であります。==
(このブログは情報収集の結果をもとに、多分このような内容ではないかとの思いより発信しております)
神戸市会議員 平野章三