先日、富山県で男児(6歳未満)が脳死と判定され、10歳未満の女児2人に心臓と肝臓が、60歳代の女性に腎臓が移植されたことは多くの方がご存知でしょう。
私も子を持つ母として、そのような瞬間に同様の判断が出来るか考えさせられました。
男児の死は悲しいことですが、その男児は自分の命を2人の女児と1人の女性につないでいます。
「このようなことを成しとげる息子を誇りに思っています。」
と、語るご両親の気高さに心を打たれます。
命に重さの違いはないといいます・・・その通りだと思います。
命に重さの違いはない・・・つまり全ての命が平等に権利を持つということではないでしょうか。
教育もまた然り!
全ての子どもたちに平等な生活と教育が守られる権利があります。
これは偏ってはいけません。
実は今 神戸市では、全中学校に給食をという動きがあります・・・
多くの議員さんも給食制度になるように意欲的に行動していらっしゃいます。
そんな中で平野章三は「給食も大事やけど特別支援学校の生徒の件も大事やないか!」と意見を述べています。
前年度、特別支援学校にお子様が通われているお母さまから「来年度通学バスが1台減ってしまうかも・・・」とご相談を受け、それがどういうことなのかを聞いて驚きを隠せませんでした。
特別支援学校にお子様が通学されるご家族にとって通学バスがないとどういうことがおきるか、説明されてみれば全て納得がいくことなのですが、説明されてみて気付いた自分も情けないと思いました。
この通学バスの件は、平野章三が教育委員会にお話しして、今年度もバスの台数を減らさずどの児童も乗れるようになりました。(4/22ブログに記載)
給食ですが、3人の子を中学校に通わせた経験がある私としては、結論から申しますと必要ないと思います。
勿論あった方が楽ですし、私自身は給食のある中学校に通い、小・中学校は給食があるものだとずっと思っていました。
子どもが小学校に通い始めて校区の中学校に給食制度がないのを知りショックを受けたものです。
しかし、そもそも給食制度は日本の未来を担う子どもたちが栄養失調にならないように健康のために始まったのではなかったでしょうか?!
平野章三は言います・・・ 予算配分を考えれば、全ての生徒に重点をおく必要がある特別支援学校を優先すべきであり、給食問題は財政にゆとりがあれば決して否定するものではありません、と・・・
私もそう思います、決して給食制度に反対しているわけではありません。
必然性はないと申しているのです。
これは価値観の問題で必然性があると主張されるご家庭もあるかもしれません。
ただアレルギーがある児童のご家庭もいらっしゃるので議員の先生方にはその辺も考慮して進めて頂きたく思います。
C・J