4月に設立された新関西国際空港会社が関空・伊丹空港の経営統合に向けて4月から6月に関係自治体や団体が参加して議論され、7月までに国土交通省が方針を決定します。
ところがその自治体の中で激しい戦いが始まっています。
伊丹空港ではプロペラ機枠の低騒音のジェット機就航について兵庫県の知事や近隣各市から要望がありますが、関空を拠点空港と考える橋下大阪市長は反対であり、一方「伊丹空港廃港検討」を盛り込むことは賛成する等、同じ土俵の上で対立しています。
神戸空港の規制緩和については大阪経済界が初めて後押しをしてくれることになり神戸市としては予想外の大きな進展ですが、
このことで橋下大阪市長は
「伊丹空港の拡張をしながら神戸空港機能強化は理解できない」
と、関空の拠点化にやはり伊丹にも神戸にも圧力をかけてきています。
ただ伊丹を中長期的に廃港と見込んでおり結果自動的に神戸空港の機能強化になるとも発言していますが、何時のことやら・・・?
まさに橋下市長は他都市に対する協調はなく自身の考えと違えばすべて排除しなければ気に入らないのであります。
先日、決定権を持っている国土交通省航空局にも協議してきました。
本来、航空行政の発展に公平な判断をしていただくのが当然であるはずが、声の大きな発言がある度に国の方針が揺れ動き、振り廻されていることが実に残念なことです。
しかし役所としては政権に敏感であり先を見つめながら安全策をとることは当然でありますので、そこに政治力の戦いがあるわけでいかに打ち勝つかが戦略とともに重要であります。
今までいつも戦ってこなかった神戸市が今追い込まれているように見えますが、実は神戸空港の規制緩和等に反対されていること自体が
まさに戦っている結果であります!
圧力をかけられるということは逆に脅威に感じられているとも言えますので・・・。
だから政治の戦いは面白い!
さらに
神戸市の職員さんに強い結束力が ↗↗↗
やがて
力強い 神戸市に 生まれ変わるのでは~~~
神戸市会議員 平野章三