政府はがれき広域処理要請を道府県や政令指定都市に
3月16日 送付
→ 4月 6日 回答期限
としました。
地元住民の理解を得ることは当然ですが、神戸市としては特に神戸沖処分場のがれき焼却灰埋立の安全基準等を示すよう国に要望してきました。
神戸市議会も
3月29日に国へ意見書を提出する等、国に条件的な問題についてまず明確にするように と冷静に行動をしてきております。
しかしながら関西広域連合は受け入れ基準を2,000ベクレル以下としましたが、ただその根拠は大阪府の基準を参考にしだけなのでしょうか?
今、政府に信用はなく、このように府県も曖昧な基準であると信頼度はさらに低下していきます。
兵庫県も国の要請をそのまま4月9日県内市町を対象に受け入れの検討を要請しましたが、県としての統一基準を説明しながら一方で市町独自の受け入れ基準を容認する等、方向性も定められない迷走ぶりです。
さらに県は神戸沖最終処分について環境省から明確な安全基準が示されていないと報告されたが、結局県内市町も焼却灰最終処分先の見通しがなければ受け入れの判断ができないのは当然の結果であります。
もっとも三木市に至っては、受け入れ条件を表明しましたが、実質はまだ見通しのない表明にすぎず、また兵庫県が各市町の判断で安全基準を容認したことで、『県が責務放棄した』と批判をして一転がれき受け入れ拒否を表明された。
果たして拒否した理由を県に責任転嫁しようとしていることに正当性はあるのでしょうか・・・!
さて、私は県が安全基準や処理方法,最終処分場等の課題をまず関係者と協議し、見通しを立てた上で受け入れ要請を進めるべきであり、この度はあまりにも稚拙すぎた感が致します。
世論等の流れに右往左往せず
何事も冷静に
ブレずに
自信を持って
進めていきたいものです。
神戸市会議員 平野章三