== 手術室増築・一般病床増床へ
いよいよ着工
今後は 西市民病院も ==
神戸市は最後の砦として3次高度医療に位置づけられている中央市民病院,2.5次医療の西神戸医療センター,2次医療の西市民病院が高度医療,救急医療等に日夜懸命の努力を続けております。
その中で昨年2月8日のブログでも申し上げてきました 西神戸医療センター について、現在も1日約1800人の患者さんが来診され、一般病床400床,手術室6室フル稼働しても受け入れ限度を超えている状況が続いています。
そこで保健福祉局に機能改善を強く迫り続けましたが
開院が平成6年でまだ20年も経過していない中で増改築は難しい、また病床数の増床について結核病床100床のうち50床を一般病床にするよう申し入れましたが、神戸圏域は病床過剰地域であるため県の承認が得られない等、今日まで改善できませんでした。
しかし要望を続けてきた結果、やっと増床増築できることになったのは、医療分野を最優先に活動してきました私にとりましてもほっとする思いです。
一般病床についてはタイミング良く神戸圏域537床増床の見直しが示され、結核病床50床廃止の上、その50床を一般病床として私が求めることにより、結果25床増床と決定されました。
そして5階の手術室は 現行6室より → 8室 へと病院東側に増築、あわせて3~4階を含めて約1600㎡の有効活用ができることになるのです。
敷地に余裕がなく病院本体に接する増築になるため12億の工事予算になりますが、スケジュールとして24年度設計・着工、そして26年度竣工予定ですので、この時点で患者さんの診療体制がやっと改善されるようになります。
私は同時に西市民病院を2次から → 2.5次へ医療水準を引き上げ並行して収支改善するように強く求めてきました。
以前、院長とも話し合いをしたところ、 「少し時間を頂きながら救急受入れや高度医療に繋がる診療科など十分配慮して経営改善していきます」との方針を伺いました。
結果この2~3年の間で間違いなく改善されてきています。私が考えるには、あとこの西市民病院が2.5次の医療水準になれば神戸市内の市民病院群としては安心できる体制が整うと思います。
その為には西市民病院に高度医療機器をさらに導入し、医療従事者の施設環境整備をするように引き続き予算要望しながら今後も実現に向けて確実に進めてまいります。
神戸市会議員 平野章三