エネルギー問題は国民にとって今後の大きな課題になってきましたが、脱原発、再生可能エネルギー、国民生活、経済政策等々国民も意思表示して頂く必要があるでしょう。
しかし原子力再稼働問題、需要の見通し、燃料確保、再生エネルギー、発送電分離等、明確な方向性は見えず、もちろん国も具体的に何一つ示していない中では判断出来る訳がありません。
そこでこの度の株主提案は大変注目をされる一方、関西電力もこの間の対応とともに多方面に理解を求める等、活発に動き出しましたので、神戸市長、大阪市長、関西電力、それぞれの立場、動きに目が離せなくなってきました。
株主総会では提案内容が重要で、定款変更の議題にあたるのか、議決では3分の1以上の出席で3分の2を確保できる見通しがあるのか、内容から議案の出し方等まで非常に難しい判断が求められます。
何故なら株主は、基本的に利潤や経済活動に重点を置くことが大きいと思われますので、その意味では相反する議案は否決の公算が大きく、果たして橋下市長の意図がどこにあるのかを見極めた上で神戸市も判断しなければなりません。 但し神戸市が株主提案をしなければ橋下市長は間違いなく神戸市攻撃を仕掛けるでしょう。
又、単に株主提案し、否決されれば関電批判をさらに強めることで戦っている姿を国民に見せることが橋下市長の目的であるならば、私は単純な共同提案をするのではなく、神戸市の立場で提案すべきと思います。
私自身は、私なりに流動的な中で戦略は描いておりますが、今具体的な内容は申し上げられません。
ただ矢田市長としては、これからの行動が大きく影響しますので、神戸市民そして国民目線でさらに神戸市の将来を見据え、多角的な観点から判断してもらいたいと思います。
~~~ 非常に高度な政治決断 ~~~
矢田市長の強い発信を期待したい!
神戸市会議員 平野章三