日常生活に不安な放射性物質について神戸市は食品の検査機器を配備し、本年より中央卸売市場や学校給食等抜取り検査をはじめました。
結果は神戸市ホームページに随時公表していきますが、検査対象や数量も限られており流通過程や商品表示方法,加工された商品等と災害廃棄物広域処理対策の問題も含めてどこまで安全性確保の対策ができるのか疑問であります。
さらに放射能に対する知識や安全基準値等、専門家でも意見が分かれるぐらい複雑な内容である上に、現行の暫定基準値に代わる新基準値を4月より適用する等また変更しようとしています。
現行より厳しい内容は前進でありますが、これまで言われてきた暫定基準値とはいったいなんだったのだろう。
このような見直しに明確な説明もないなか果たして国民が本当に理解し安全を取り戻すことができるのでしょうか?! 疑問であります。
そこで基礎知識として文部科学省や環境省,新聞記事等の資料を掲載させていただきますのでご覧いただきたく存じます。
いずれにしても神戸市の検査体制は現状神戸市関係だけの検査であり、しかも以前申し上げましたが検査単価が民間機関より高いと説明を受けました。
市税で購入した市民の為の検査機器を、民間の食品業界が利用しやすい単価設定することは当然であり、新基準値に対応できるよう積極的に民間検査支援するという神戸市の姿勢をみせてもらいたいものです。
神戸市会議員 平野章三