マラソン終了翌日、主催者の方がお礼に回っておられました。
私は、「市民、ランナー、ボランティアの皆さんが一丸となってこれほど自然に燃え上がった神戸マラソン、大成功だったと思う」 と慰労の言葉をかけました。
さらに、「準備や運営には大変苦労されたと思うが、マラソン競技そのものの企画力はそれほど必要なく成果を上げれて良かったですね・・・(冗談ですよ)」 と言ったら・・・
苦笑いしながら、「県警の指導で警備等の対策が一番大変で、予算面でも影響したことと、
マラソンコースについてはコース幅が全体に狭いことにランナーにとって問題があったのでは」
と気にしていました。
しかし私は、マラソンの盛り上がった要因はコース幅が狭いことと、垂水の海沿い等景観の魅力も大きかったと思います。
多くの方々が沿道からランナーにハイタッチ出来るほど身近な距離であり、ボランティアとともに、目の前で声援できるので益々一体感が出来上がり、その流れで応援者が沿道を埋め尽くし、すべてのランナーが大きな励みになったのではないでしょうか。
それでも走るだけの競技に年齢や職業、地域も関係なく、さらにお互い知り合いでもなく、何故これほど多くの方々が笑顔で喜びあえるのでしょう。
いずれにしても素晴らしき一日でした。
そして、初めて大規模な交通規制による影響や、経済効果等検証の必要もあるでしょうが、何より参加されたすべての市民の皆さんが感動されていたことに、市民マラソンとして本来の大きな役割を果たしたのではないでしょうか。
政治や経済等、国民のイライラが今頂点を越してあきらめの日々を過ごしている中、ひとりひとり立場の違う方々が第1回神戸マラソンにより、それぞれ感動のドラマを味わっていただいていれば、最高に嬉しく思います。
それにしても感動もない今の政治
~~変えなくては~~
神戸市会議員 平野章三