~環境局・やりがいのあるプロジェクトに前進あれ~
環境局は他部局より高額な所得、その中に様々な手当、優遇されすぎた勤務体制、退職後の再就職先確保等、長年公務員天国ともいえる高い水準の恩恵を受けてきました。
一方、環境局の事業には歴史があり、色々厳しい仕事内容から最近誰もが仕事のしやすい環境に変わってきました。
その意味では特別な優遇が当時としては一概に問題があったとは言い切れません。
しかし時代の変化に合った対応も必要であり、私は手当や勤務体制等厳しく指摘し、改善を求めてきました。
今後も改革は進めていきますが、あわせてもっと職員の皆様にもやりがいのあるプロジェクトを見出すことも必要と思っていました。
そのような中でエネルギー技術の開発等を研究し、逆に環境局が次世代の経済を支える局として大きく飛躍できる機会が到来したのではないでしょうか。
この度、国の新成長戦略の一つで「環境未来都市」構想の提案募集があり、昨年9月環境局未来都市推進室の責任者の方が神戸市として積極的に提案する旨の報告を受けました。
国が指定したテーマは2050年を見据えた将来ビジョンとして環境・超高齢化及び国際化等幅広い分野で選定し持続可能な経済社会を目指すものとされています。
一体何なのかこのテーマ
意味わかりません。(と思っていました)
ただ、担当の方は情報、医療・福祉、金融、観光、農業、消費といった幅広い分野の地元企業とともに神戸の未来を創るということで全力あげて検討されてきました。
私はもう少し国がテーマを限定すべきと思いますが
例えば神戸市としては環境面で廃棄物埋立処分場に市民債による太陽光発電の設置、又バイオガスとして下水処理過程に発生するガスにより自動車燃料・都市ガスの供給等でエネルギー革命を提案しようとしています。
地元民間企業に声掛けし、協力を求めて必至で新しい戦いをしている姿勢こそ新たな環境局の道が開けると思います。
私は担当の方にエールを送りたいと思いますが、環境・エネルギー分野はまだまだ国の支援なくして成り立たないプロジェクトですので、採用されれば民間企業との技術とともに神戸経済の活力に大きく力を発揮できるようになると思います。
国の構想は環境省とともに主に経済産業省が支援することに大きな意味があります。
つまりモデル都市を決定し、今後、毎年毎年先進的な取り組みの企業に対し経済産業省が強力な支援をすることになるからであります。
さらにアジアへの進出が大きな最終目標であり神戸市内の地元企業とともに環境局が当面の選定をされる努力と長期的視点を持って戦って頂きたく思います。
神戸市で久々前向きに事業に挑戦している職員さんが出てこられたことに明るい光が見えてきた感じがします。
※但し、国の政策提案が実行性があるのかどうか、つまり内閣府が各省庁への新たな制度的枠組みや予算措置が出来るのか私は大いに疑問を感じますが今は戦うしかありません。
神戸市会議員 平野章三