後援会で10月31日よりトルコに出発を予定していたところ、トルコでの地震報道で驚き、現地での情報収集を早速行いました。
被害状況は救援の映像等により非常に悲しい現実が目に飛び込みました。
お亡くなりになられた方のご冥福と被災された方に心よりお見舞い申し上げます。
さて、訪問地は震災地より1000km前後の距離があり、地震の影響は全くないとのことでしたが、このような災害に対しては、被災地配慮を当然しなければなりません。
その為トルコ訪問を慎重に考えました。
すぐに自粛という”おもい”も頭に浮かびましたが、過去の震災を振り返ると、かえってこのことが経済的に大きな影響を与えてきました。
そのような観点から支援という意味においても、予定通り出発することを決断致しました。
関西空港から直行便でイスタンブールへ、そしてダーダネルス海峡をフェリーで渡りチャナッカレへ、トロイの遺跡と木馬を…。
イズミールで地中海文明において最重要とされたエフェソス遺跡を…。
パムッカレから階段状の斜面に石灰岩を含んだ温泉が流れ落ちる白色の石灰棚を…。
地中海リゾートアンタルヤ、トルコの古都コンヤ、世界遺産カイマクル地下都市、奇岩が林立するカッパドキア、最後に地下宮殿などイスタンブールへ訪問。
私はトルコは2度目ですが、歴史的な遺跡や地中海の景観、世界遺産、1000万人都市のイスタンブールとそれぞれにあまりにも見応えのある各都市、帰国するとつい神戸市との比較をしてしまいました。
しかし、トルコのどこに魅力を感じたのか、逆にそれはある一面なのかもしれません。
やはり経済,雇用,医療,福祉,交通そして観光等々、その都市の人々にとってまず生活環境が充実していることが基本であり、そこからは比較より神戸にしかない ”まち” の魅力を、どのように打ち出せるか、その努力は続けていかなければなりません。
==しかしトルコでさらに地震、そして二次災害が、
救援の日本の方までも・・・ 残念です==
帰国後、何とも言えない複雑な気持ちが、
それでも前進しなければ~
神戸市会議員 平野 章三