神戸の将来への舵取りは本来企画調整局が主導すべきでありますが、その機会を果たせていないのが現状であります。
つまり行財政局が財政運営面で実質的政策や予算をリードしていきます。
矢田市長が震災対策による多額の市債残高削減の必要性から ・・・
今日まで目標5,000億円(実質6,000億円)、職員3,000人の削減を達成してきたことは十分評価されてきています。
しかし反面外郭団体等の債務が表面化したり、職員の不適正問題がでることにより、折角努力し続けてきている最中に評価が下がることを考えると、職員さんの ”おもい” に対して、早く政策転換してあげねばと思います。
行革一辺倒の掛け声が、優秀な職員の挑戦意欲をなくし、すっかり守りに入ってしまいました。
さらに矢田市長は行政マンとして国も評価するぐらいのプロであるがゆえに、職員とのアドバイスや提案等を受ける、あるいは耳を傾けようとする様子はなく、職員には諦めの気持ちが広がっているように思えます。
実際私自身、矢田市長に直接30分程意見等申し上げましたが、その後も含めて全く何の反応もありません。
~~~もう市役所出身による市政運営は終わりにしなければ・・・・・~~~
対外的に強い発言、発信もなければ意見や提案を受け入れる姿勢もなし。
市長としての自信が イエスマン職員 を次々育ててしまったようです。
ただ決算委員会において行財政局長に神戸市水道局を中心としたベトナムへの進出は、国際貢献だけではなく、情報や人脈を生かし新たに色々なプロジェクトへの展開を計る為にも、積極的に事業参画できる体制を作れるように調整してほしいと申し入れをしました。
このままでは単なる下請けとしての技術提供にしかすぎず、今の神戸市の体質を誰かが打ち破る勇気をもつべきであります。
特に市民生活の下支えをしている水道・下水・環境部隊が、神戸の将来に向かって戦いをしようとする時には財政局は重点プロジェクトとして本気で取り組んでほしいと思っておりました。
その後、財政局も動きがあり企画調整局と協議した結果、ベトナム案件をきっかけに神戸市として情報収集したいとのことでした。
そして新たな展開が出来るかどうか企画調整局としてジャイカを訪問し、今後積極的に話し合いをしてきますとの報告がありました。
実にうれしいですね!
やっと・・・・・
神戸市会議員 平野章三