蹴とばされ、抱きつかれ、神戸市ボロボロ!
政府 「新成長戦略」として総合特区制度の申請に関西の自治体 (京都府 ・大阪府 ・兵庫県 ・大阪市 ・神戸市)が共同申請を行うとの報告が9月末にありました。
一見、力強い申請のように見えますが
〝何を考えているのだ 神戸市は〟
と言いたい~
もともと昨年9月に 「神戸国際先端医療特区」として神戸市独自で提案し、一方「ひょうご神戸医療サイエンス国際特区」 (兵庫県との共同提案)としても提出してきています。
国は先端医療として神戸市を大変評価しており神戸市提案又はスプリングエイトが活用できる兵庫県と神戸市の共同提案は全国に先駆けて実質的な体制が整いつつあり、採用に自信を持って申請できると思っていました。
ところが、被災地にも特区構想を検討していることもあって大阪府等他の自治体や大阪財界等が今回最有力視されている神戸市を抱き込むことにより特区採用の可能性が高くなるとの判断で、結果広範囲と多業種で関西の自治体が共同申請する中にかなり強引に参加させられることになってしまいました。
このことは焦点が薄まり、さらに採用されても神戸市の要望項目が申請自治体の中の神戸市以外の都市との新たな戦いになる可能性もあり、問題は共同でありながら強敵にもなります。
神戸市は「国との交渉で、地域全体として取り組むメリットは高い」 とコメントしているが、実際には多くの職員の中で苦渋の決断とも話している。
===== 何とも情けない神戸市の説明である =====
現実には〝抱きつかれ作戦〟に取り込まれてしまったことになり、しかもリスクまで背負うことになりました。
問題は一方では神戸市がこれまで蹴とばされ続けていることであります。
それは空港です。
神戸空港の発着枠の拡大(30便枠の緩和を)や運用時間の延長(午前6時~午後12時を要望中)について国土交通省は関空に影響があるので規制緩和できないと長年言い続けてきました。
もちろん国際便を認める考えは全くありません。
しかし現実、国交省は最近神戸空港に関しかなり理解してくれてきましたが問題は関空に関係する大阪府、大阪財界が強い圧力をかけ続けてきています。
調査をしても関空にはほとんど影響がないとのデーターがあっても全く協力してくれるどころか神戸空港批判等、言いたい放題であります。
反面神戸市の先端医療が有力と思えば関西一体で共同申請するよう圧力をかけられ追い込まれています。
=== 一体 強い発信力もないこんな神戸市!
矢田市長さん、 たまにはご自身で発言出来ませんか? ===
特区とは・・・先駆的な取り組みを行う実現可能性の高い区域に規制の特例措置や
税制 ・財政 ・金融上の支援措置が実施されます。
神戸市会議員 平野章三