食品について放射能汚染が心配で、神戸市は食品流通の中で検査はしてくれていますか。
被災地に主人だけ残し、神戸市垂水区へ子供達と住むことにしましたが、小学校の給食を検査してほしい。
ただ心配な方は弁当を認めてくれていますが・・・との相談がございました。
本来被災地の出荷は産地にて検査されているはずであり、多くの方々も被災地支援の気持ちをもっておられると思いますが、国の安全基準や検査体制には市民の皆さんの信頼がないことを強く感じました。
早速、神戸市は放射性物質を検査する機器を保健福祉局で12月に導入する予定なので検査方法を確認致しました。
検査ができるのは1日3~4件程度で、暫定規制値を超す放射物質が検出された農産物を中心に検査していくとのことで、まだ明確な方針もないので今後子どもたちに影響のある小学校の給食等も十分検査をするよう申し入れました。
それに対して学校給食は教育委員会の管轄で、検査費用が必要と話され
何と情けない!
縦割り行政の感覚に唖然としました。
保健福祉局が検査機器を管理運営するのであれば食品について市民が安心できるような検査計画を立て、さらに広報する等自ら方針を決定すべきであります。
しかし一応中央卸売市場等も検査するなど市民が安心できる検査体制を持つよう申し入れました。
放射能汚染については市民の皆さんは非常に重要な関心事でありますので、私は自民党会派として本会議にて質問するよう提案致しました。
結果、給食の食材は必ず産地を確認し、県内の農産物を中心に調理にも十分配慮し、さらに12月導入予定の検査機器を活用する旨の解答を得ました。
又、がれきの受け入れについては間違った噂が広がっていましたので、事前に環境局へ申し入れたところ、環境省より4月頃受け入れ可能かとの問い合わせがありましたが、事故発生後被災地も含めて今のところ連絡がないとのことでした。
環境局としては要請があれば検討しますが、安全性が確認できない限り受け入れができないとの方針を確認できましたが、本会議においても同じ内容にて明確な答弁がありました。
いずれにしても、がれきについても被災地支援には協力をしていかなければなりませんが、国の安全基準が明確でなく信頼もない中、私は受け入れについては市民の安全を最優先に慎重に責任を持って判断していきたいと思います。
神戸市会議員 平野章三
尚、10月に入ってから国より全国自治体にガレキの受け入れ要請が始まったようです。
また、報告させていただきます。