~~~神戸市会議員 平野章三は
発表の中味が極めて消極的で残念~~~
神戸市はベトナム ・ キエンザン省(観光開発を進める「フーコック島」) と水インフラ整備事業に協力する覚書を締結、地元企業(株式会社神鋼環境ソリューション) と海外展開等に関する相互協力協定の上、官民で水ビジネスを推進することになりました。
そして地元企業の事業計画調査(上限1億5千万円) がJICA(独立行政法人 国際協力機構) に採択され、水道設備や運営を含めた事業計画を作成の上13年の着工を目指すことになりました。
他都市も水関連の株式会社等を事業に参画させ技術支援と海外への事業展開を積極的に進めようとしています。
例えば横浜市は横浜ウォーター株式会社、東京都は東京水道サービス株式会社としていづれもインドネシアで事業展開をされています。
私も以前から神戸市内の企業がインドやベトナム等に事業展開される場合、神戸市の支援体制ができればとのおもいの中、インドのODAに関係する案件があり、現地の日本大使館の協力により商社 ・ 地元企業の方々とプロジェクトの提案にインド政府を訪問する等の活動をしてまいりました。
この度ベトナム ・ フーコック島への技術協力を推進する神戸市に久々大きな期待をしましたが、中味は構成員には参加せず提案企業より単に技術分野等の業務委託が主な事業とわかり、やはり魅力のない神戸市であることを再認識させられました。
神戸市関係者に積極的な参加を促すと、職員の立場、水道の公益性、リスク等々の言い訳を並べていましたが、実際のところ関係局の協力や全庁あげての支援態勢がないことがわかり、これでは誰もプロジェクトへの意欲がなくなるのは当然であります。
私はJICAの取り組みを確認したく東京まで訪問し、意見交換させていただきました。
本来円借款等、資金供与のODAによる事業参画は入札によるもので、最近日本が落札できない場合が多くありました。
この度は官民連携によるパッケージ型インフラ海外展開を推進する方式で、ODAと進出する民間企業に支援、そして民間企業自体の出資等をもってSPC(特別目的会社) の提案内容による受託になります。
神戸市も参画方法と限定出資を検討し、SPC等の構成員となれば技術提供だけでなく具体的にプロジェクトにも参加することになり相手国との信頼関係、情報収集など今後の更なる展開ができるチャンスが生まれてくると思います。
JICA民間連携室の室長にプロジェクトの調査から受託できるまでの内容等を伺い、その上で神戸市が積極的に事業参画すべきと私は思いますがと意見を聞いてみました。
室長は “他都市も構成員として参画しているので神戸市も是非協力いただけたら” との考えを示されました。
帰り際に担当の方も同意見であり神戸市さんも宜しくと言われていました。
しかし、将来への戦略もない上、関連の局も協力しようとする姿勢すらない今の神戸市、やる気があっても波風立てずに過ごそうとする情けない市職員さん、
誰か本気で神戸市全体を見つめた動きを!
少しでも前向きな気持ちがある職員さんは!
~~~動かない市長 ・ 副市長の顔色ばかり見ず、
神戸市民 ・ そして神戸市の将来に目を向けて下さい~~~
神戸市会議員 平野 章三