~~~ 神戸市議会にきわめて重要な同意案件
平野章三は附帯決議を提案 ~~~
阪神高速道路会社が来年1月新料金案を導入する際、関係5自治体(神戸市 ・兵庫県 ・大阪市 ・大阪府 ・堺市) が議会に議案として提出し、同意を求める案件であります。
そしてすべての議会が同意しなければ事業計画変更ができません。
現在は阪神高速道路の3圏域が均一料金制ですが、対距離料金制へ事業計画変更の同意を神戸市議会にも求めてきました。
この料金改定については関係自治体が既に合意され議案提出予定でしたが、大阪府の橋下徹知事が突然阪神圏での高速料金体系の一元化(つまり合意案件以外の第2京阪や近畿自動車道等も含めた) を進めたく大阪府だけが関係する案件に配慮するよう条件をつけてきたのであります。
皆さん、これが橋下流で報道関係者もこの条件がいかにも料金変更案に大きく影響するかのように、又正当性があるような雰囲気の橋下ペースで報道してしまうことは正に今の時代の風潮かもしれません。
本来この発言をするなら関係自治体と合意前にすべきであり、その場合の条件交渉は私も当然だと思いますが、ルールを守らない橋下知事に振り回される報道機関により市民も知らぬ間に影響を受けてしまうことを非常に残念に思います。
さて、話は変わりますが神戸市としてこの議案の重要な内容は新神戸トンネル有料道路であります。
この道路はもともと阪神高速道路公団に移管することを前提に神戸市道路公社が管理運営をしています。
しかし、平成2年に覚書や確認書を交わしたにもかかわらず、今日まで移管に協力してくれなかったのであります。
私は特に平成15年頃より最重要課題として東京( 国土交通省) へ何十回となく陳情 ・要望を繰り返してきました。
この議案の同意は対距離料金制についてでありますが、この度同意するにあたり すみやかに新神戸トンネル有料道路を阪神高速道路に移管し、新料金制に組み入れるとともに各種割引制度の継続等を確実に求めるための附帯決議を私は提案し提出致しました。
市民の方からはあまり関心を持たれることはないと思いますが、新神戸トンネル有料道路を神戸市内での阪神高速道路にネットワーク化しさらに道路資産についての方向性が見えてくれば同意とともに約10年近い一つの大きな政治的戦いが終ろうとしますので私なりの満足感が・・・
今晩、より美味しいお酒となりました。
尚、私が付帯決議、つまり条件的な確認をしたことはあくまで関係自治体合意の範囲内であり、橋下知事のような無茶振りではありませんので申し添えておきます。
一例としてこのような戦いもあり市会議員の活動について一度も不満を感じたことはなく、この仕事に日々情熱ををもって今後も走り続けたいと思います。
神戸市会議員 平野章三