ほっともっとフィールド神戸で5月、第19回目の全国身体障害者野球大会が16チームで熱戦を繰り広げました。
以前車椅子女子バスケット大会を見させていただき、驚いたことは激しくぶつかりあう姿がスポーツというよりまるで格闘技でありあの力強さはいまだに忘れられません。
ところで、野球は障害の違いや年齢差があってもチーム作りが出来るのは何故かと思っていましたが、打者の代走者が認められたり盗塁禁止などが競技規則の中で十分配慮されてました。
これは野球が好きならプレイが出来るという希望がかなう可能性の高いスポーツとして評価できると思います。
神戸市障害者スポーツ大会は今回第50回目になり、その間の歴史的変化を痛切に感じます。
障害の方々に理解度が低く環境の整っていない時代から、今では多くの暖かい応援と積極的に社会参加ができるようになってきたのは長年このような活動を積み重ねて来て頂いた結果であります。
この大会は陸上など個人競技が中心で、日頃の努力がすぐに結果として認識できるので、自分自身を見つめるよい機会になると思います。
いずれのスポーツに参加しても、気がつけば強い精神力が養われ社会活動の自信につながると思います。
さらに同じ障害を持たれる方々の指導的立場になって戴きたいと願うばかりです。
神戸市会議員 平野章三