現在進出している航空専門学校(ヒラタ学園)とともに空港島に新たな事業展開になれば
昨年8月5日、東京で「神戸のつどい」が開催されました。神戸にゆかりのある関係者に対して神戸経済の現状や産業基盤の整備状況を説明し、神戸に進出や協力をお願いさせていただく会であり、そこでユーロコプター・ジャパンの社長・役員の皆様と懇談することが出来ました。
その時点で神戸空港島の進出に強い意欲を持っておられ、非常に期待をしていたところでした。
そしてその後、世界大手のヘリコプターメーカーの仏ユーロコプターは神戸空港島に格納庫などを建設し、製造販売そして機体整備やパイロットのシュミレーション訓練、さらに本社と伊丹を閉鎖し神戸移転で日本国内初としてアジアでの事業や整備の拠点とする方針が打ち出されました。
そこでこの機会にビジネスジェット等の対応にFBOも運営できる方向になればと思い、まずその説明を致します。
FBO(運航支援事業者)について
航空機とその運航業者などに対して
・給油、駐機
・乗務員や乗客の為の基本整備の施設提供
・機体の保守、点検、修理
・手荷物および貨物の運搬
・ホテルの手配等々
総合的にサービスできる事業者であります。
米国ではビジネスジェットがタクシーのように利用され、そのサービス事業者としてのFBO の数は、3.000以上もあります。
日本各地の空港にはFBOサービスを提供する事業者がほとんどなく、ビジネスジェットの普及がはるかに遅れており、今FBO育成が最も重要な課題になっています。
以上のことから現在神戸空港はヒラタ航空専門学校がすでに進出しており、
・操縦訓練、貸切遊覧飛行
・医療搬送、格納点検等
を行っております。
そこで、神戸空港の活用分野も新たな広がりに展開していかねばなりません。
仏ユーロコプターやヒラタ学園等に協力を求め、FBOの体制を充実させることにより、国内外からのビジネスジェットがより受け入れしやすくなれば、神戸を取り巻く産業とより連携が深くなることになります。
神戸市が常に前向きな戦略を持って推進していけるよう、私も今後とも努力を重ねてまいります。
神戸市会議員 平野 章三