神戸市と姉妹都市提携した仁川市(インチョン)

新聞記事掲載
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= 北朝鮮による韓国・延坪島(ヨンビョンド)砲撃は仁川市の管轄 =

 

 

11月23日、北朝鮮からの集中的な砲撃は破壊された民家、さらに民間人までが犠牲になり、平穏な生活が突然打ち砕かれた悪夢のような一日であった。

仁川市役所にて、市長と
仁川市役所にて、市長と

今年4月神戸市長と仁川市長が姉妹都市提携の調印を行った直後に仁川市長選挙があり、新たに宋永吉(ソン・ヨンギル)新市長が就任された。

 

その後、私は7月21日に新市長を表敬訪問することを決め、両市の交流発展への提案を持って意見交換を行うことが出来ました。

具体的には仁川港から神戸港への貨物ルートによる物流拡大についての協議、そして神戸フィルム・オフィスとの交流による映像撮影等、両都市の観光面を生かしていきたい旨を申し入れました。

その後、仁川新市長も8月に神戸を訪問され、両都市の協議が順調に行われました。

 

しかし、この度北朝鮮の武力による許し難い無差別砲撃により仁川市は大きな衝撃と深い悲しみの中、さらに軍事衝突を懸念する緊張感が高まっていることと思います。

 

砲撃の翌日、仁川市長は救助隊員と共に延坪島へ入り、避難住民の対応等全力を注いでいる姿がテレビや新聞で報道されていました。

 

私も砲撃を受けた日に延坪島が仁川市の管轄であった事を受け、即刻神戸市議会より仁川市長にお見舞いの電報を打ちました。

 

しかし、仁川市は姉妹提携都市でありますので今回のような有事にはさらに‘‘特に必要なことがあれば神戸市として協力させていただく‘‘旨を申し入れましたところ、仁川市長秘書の方からはお見舞いの感謝とともに、さらなる神戸市の意向を市長に伝えていただく事になりました。

 

ただ、この度は軍事、外交問題になるので一都市の協力をとは言っても限界があることを承知した上で、何事も迅速な対応と危機管理に対する心がけを常に意識してまいりたいと強く感じました。

                                        神戸市会議員 平野章三

 

 

大韓民国仁川広域市長

     宋 永 吉 様

 

 2010年11月23日に、北朝鮮軍により、貴市延坪島が砲撃を受け、死傷者が出た被害に対して、深く胸を痛めております。被害を受けられた皆様とそのご家族、関係者の皆様方に心よりお見舞い申し上げます。

 また、突然の被害への対応・対策にさぞかし大変なご苦労をされていることとお察し申し上げます。

 直ちに平和が回復されますことを、神戸市民・神戸市会を代表してお祈り致します。

 

2010年11月24日

                                           ※お見舞い状内容

 

 

 

 

 

 

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