「 関西3空港懇談会 」では、3空港一体運用での合意がなされた。
しかし、国土交通省の成長戦略会議が5月に、関空・伊丹の経営統合案を示し、神戸空港には一切言及しなかった。
国の方向性が明らかになってきたにもかかわらず、矢田市長はじめ・・・
神戸市関係部局は、いまだに3空港一体運用に頼っているのが現状です。
私は現実的でない考え方より、神戸空港が規制緩和されれば、十分自立できるという明確な方針を以前から打ち出すべきと言い続けてきました。
さて、この度神戸市には任せず、利用者の立場として地元経済界から前原国土交通大臣に神戸空港の必要性について要望する方針を決定されました。
そこで、概算要求の時期でもあり、8月中に要望活動する為、8月5日地元選出国会議員に財界として強い意思表示がありました。議長・副議長も同席させていただき、規制緩和の必要性を訴えました。
一方、矢田市長は8月10日急きょ前原大臣に面接することが出来ましたが、心配して通り、3空港一体で経営をお願いするという要望が全面的に出て、最重要課題である規制緩和についてのインパクトが感じ取れなかったことが残念であります。
地元経済界が神戸空港自立に向けて戦って下さっていることを思うと、矢田市長のもっと強い意志を私は願うばかりです。
平野 章三